サッカー日本代表、本田圭佑がビジネスを手掛ける理由とは

サッカー日本代表のエース、本田圭佑さん。

ロシア・プレミアリーグのサッカーチーム「CSKAモスクワ」では不動の司令塔として活躍し、のちに移籍したイタリア・セリアAの名門「ACミラン」においては、背番号10を背負うなど、数々の実績を上げてきました。

そんな本田さんは、サッカープレイヤーとしてだけでなく、企業家としても知られています。

2007年に立ち上げた、スポーツ選手のマネージメント業務、およびサッカースクール事業を手掛ける会社「HONDA ESTILO」(読み方は”ホンダ エスティーロ”)。

本田さんはこの会社を基盤にして、2016年時点で、国内に60箇所以上ものサッカースクールを設立することに成功しています。

また、国内だけではなく、中国、カンボジアなどのアジア各国、サッカー熱が高まりつつあるアメリカなどをターゲットとした海外進出も、積極的に展開していく計画を立てています。

多くの場合、プロのアスリートは現役の頃、”プレイヤー”以外の役割に注力することはありません。
一流であればあるほど、そのスポーツに集中できるよう心身を整えなければならないからです。

しかし本田圭佑さんの場合、名実ともに日本を代表するサッカー選手でありながら、ビジネスの分野でも驚くべき成果を上げることに成功しています。

しかし単純に考えると、ビジネスを始めるのであれば、現役を引退してからでも遅くはないはずです。
また、プロスポーツ選手と実業家、二足のわらじを履くことは、肉体的にも精神的にも、並大抵のストレスではないでしょう。

しかし、本田圭佑さんは「現役であるうちに伝えること」に価値を見い出していると言います。

恩返しという気持ちが強いですね。僕は物心ついた時から、父や兄のおかげでサッカーがそばにあり、サッカーにいろんなことを教わりましたし、いろんな選手に影響を受けてここまで来られました。いわば与えてもらう側だったわけですが、20代前半くらいですかね、今度は自分が与える側にという使命感を抱くようになったんです。それも、現役時代に伝えたいと

http://goethe.nikkei.co.jp/human/…

いまや、サッカーの日本代表選手と言えば、全国の少年たちのあこがれの的です。

本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司、内田篤人・・・。
彼らの活躍に心を躍らせ、彼らのプレーに魅了されている子どもたちは、日本全国に数えきれないほど存在するでしょう。

しかし、そうした子どもたちが、憧れである現役のサッカー選手たちに触れる機会は、ごく僅かです。
ましてや、直接あるいは間接的に指導を受ける機会など、さらに少ないでしょう。

それではいけない──と、本田さんは言うのです。

子どもたちにとって最も強い影響力があるうちに、伝えるべきことを、きちんと伝えなければいけない。
その思いを、本田さんは「使命感」と表現します。

現役を引退してから子どもたちに向き合い、大切なことを伝えようとしても、その子どもたちの視線は現役で活躍している選手の方を向いているのです。
現役引退から数年が経てば、リアルタイムでその選手を観ていた子どもたちは「子ども」ではなくなっているでしょう。

子どもたちに何かを伝えるのであれば、それは現役でいる「いま」しかない。
その思いがあるからこそ、本田さんはサッカーにも事業にも、全力を注いでいるのです。

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